拈華微笑
口には出さずに、心から心へと思いを伝えること。
「拈華」は指先で花をひねること。釈迦が弟子に説法する際に蓮華の花をひねって見せたところ、ただ一人弟子の迦葉(かしょう)だけがその意味を察し微笑んだので、それを見た釈迦がその弟子に仏法のすべてを授けたという故事からの喩え。ファミリーでも、仕事においてもお互いの信頼感や常に相手の立場に立って物事を考えていると「蓮華微笑」の仲になってくるが、一般的には「以心伝心」「不立文字」等の熟語で示されることが多いと思います。一方、アメリカの文化圏等では「口に出すことが重要」といわれるように、日本の「奥ゆかしさ」とは異なる文化だと感じます。日本は日本の良さをこれからも世界でアピールしていくことが大切と思います。